溺れる魚+α
たぶん自分がどんな顔してるかなんて、知らないだろうなと思いながらイルカの胸の突起を舌で吸い、転がす。イルカは与えられる刺激に息を詰めては短く吐き出し、もう片方のを指の腹できつめに擦れば、イルカの口から嬌声が零れた。
執拗に胸を刺激させるのは快楽に集中させる為だ。胸から口を離さずイルカを見上げる。目を瞑り口は少しだけ開いている。気持ちいいとは聞いても教えてくれないから聞かない。でもその分素直に反応する身体と表情で堪能する。唾液で滑った先を軽く歯で噛めば、イルカの足先に力が入った。
しこった先端は赤くなり、敏感になっていると言わんばかりだ。痛みは伴っていないだろうが、ごめんねと思いカカシは舌で強く刺激を与えた。
イルカはカカシの頭に置いた手に力を入れた。
「カカシさ…電気….消して、」
「やだ」
間髪入れずに否定を入れると、カカシは布の上からイルカの勃ち上がったものに触れた。あ、とイルカから声が漏れる。期待に震える声だ。大人しく集中してくれれば可愛いのに。その恥じらう様も可愛いが、今は快楽に夢中になる可愛さが欲しい。
はっきりと主張する陰茎は張り詰めんばかりだ。手で包み込むように上下に動かせば、熱と共に、次第に湿り気を帯びてくる。その柔らかい先端を軽くグイと指先でこすりあげた。
「ぁあっ...!」
カカシの髪を掴む指にまた力が入る。
乳首を舌で押し潰すように舐めながら、布の上から少し力を入れ上下に擦る。それがまた焦らされているようでイルカは目を潤ませながら耐えようとしている。下から見ている視線に気がついたのか、閉じた瞼を薄っすらと開いて、舌を出して愛撫しているカカシを見た。
そこでわざと目を逸らさずに、イルカを見上げたまま硬くなった乳首に吸い付き尖った舌で弄る。途端イルカの目が潤み黒い光が加わり、甘美な刺激に薄く開けた口から声を漏らした。
それがどうしようもなくカカシを煽った。薄く開いた目はゆらゆらと揺れ、だが自分からそらすことなく。言葉を発しなくとも強請っているような熱い眼差しが、カカシを恍惚とさせる。
一瞬、少し前まで共にいた居酒屋のイルカが脳裏に浮かんだ。イルカが必死に感情と熱を押し隠しているのは知ってはいたが、あまりにも自分を見るあの目と今の目は似ていて。内心気が気じゃなかった。話に盛り上がって誰もまだイルカの持つ色気に気がついていないが、ふとした拍子に。あの目に気がついてしまったら。あの焦りと興奮を思い出して、カカシは舌舐めずりした。
本能に従うようにイルカのズボンに手をかけ、荒々しくボタンを外し下着ごとずり下ろす。イルカの奥まった場所へ導かれるように忍ばせ指の腹で撫でるように押し広げた。
ゆっくりと丁寧に、埋まっていく指を押し広げるように動かす。熱い内部が何をされるか反応しているようだ。その熱い内側は指が動くに連れ徐々にほぐれていく。最初拒むように張り詰めていた内部はカカシの指の侵入を許すように
直ぐに湿ってくるのが分かった。既に分かっているいい部分を擦れば、イルカの身体がビクビクと震えた。同時に腰が揺れる。快楽をコントロールしたいと催すその揺れを見てカカシの口角が上がった。
「いや…だ…」
「いや?ホントに嫌なの?」
その口で気持ちいいと言って欲しい。
イルカは必ず電気を消せといい、見ないでと言う。愛してると囁くのと何ら変わりない行為を拒まれているようで、つい意地悪な台詞を吐く。
「俺はイルカ先生のエッチな顔をもっと見たい」
追い詰めないように、甘えた声を出す。内側をゆるく掻き回して、2本目の指を挿れた。すでにイルカの前は先走りから濡れ苦しそうなほど張り詰めている。焦らしている訳でなく、カカシのものを挿れれるようになるまでは、時間をかけなければならない。しっかりと解せばその分痛みを抑え、後でこの人が苦しまないで済む。
最初よりだいぶ指をスムーズに咥え込み、動きを早めれば、水音が大きくなり、イルカから漏れる声が大きくなった。
「カカシせんせ…っ、もっ…」
いれ、と口走ったイルカは顔を赤くしたままぎゅっと目をつむった。滅多にしないその言動にカカシの下半身にズンと重くも甘い痺れが走る。男の身体はなんと単純なことか。カカシは喉を上下させると、天を衝くように反り立った自身を片手で軽く扱いた。先走りを掌で包み挿れやすいようにする。
指を抜いたばかりのその場所にあてがい、先端を緩く押し挿れた。ほぐれたソコは難なくカカシの大きさを根元まで呑み込む。カカシは熱さとキツさに眉を寄せながら息を吐き出した。そのままゆっくりとゆすり上げる。
受け入れるよう短く息を吐いていたイルカもその動きに合わせて母音を漏らし、音を大きくさせた。
耳に入るイルカの嬌声はカカシを素直に熱狂させる。愛する人の悦びにこんな感じるなんて。らしくないよね。と思うけど、それは偽りのない自分の気持ちだ。それを端的に伝えたくて。
好き、愛してる
カカシの口から漏れる声に、イルカが喘ぎながら目を潤ませた。応えるように中が締め付けられ、カカシは短く抑えた声をだした。本当はイルカからも言葉が欲しいけど、今それを耳にしたら、きっと呆気なく限界がくる。それはそれでまだ楽しんでいたい。乾いた唇を舐めあげて激しく身体を打ち付ける。
部屋に響く抑える事が出来なくなったイルカの甘い声に、うっとりと酔いしれた。
<終>
執拗に胸を刺激させるのは快楽に集中させる為だ。胸から口を離さずイルカを見上げる。目を瞑り口は少しだけ開いている。気持ちいいとは聞いても教えてくれないから聞かない。でもその分素直に反応する身体と表情で堪能する。唾液で滑った先を軽く歯で噛めば、イルカの足先に力が入った。
しこった先端は赤くなり、敏感になっていると言わんばかりだ。痛みは伴っていないだろうが、ごめんねと思いカカシは舌で強く刺激を与えた。
イルカはカカシの頭に置いた手に力を入れた。
「カカシさ…電気….消して、」
「やだ」
間髪入れずに否定を入れると、カカシは布の上からイルカの勃ち上がったものに触れた。あ、とイルカから声が漏れる。期待に震える声だ。大人しく集中してくれれば可愛いのに。その恥じらう様も可愛いが、今は快楽に夢中になる可愛さが欲しい。
はっきりと主張する陰茎は張り詰めんばかりだ。手で包み込むように上下に動かせば、熱と共に、次第に湿り気を帯びてくる。その柔らかい先端を軽くグイと指先でこすりあげた。
「ぁあっ...!」
カカシの髪を掴む指にまた力が入る。
乳首を舌で押し潰すように舐めながら、布の上から少し力を入れ上下に擦る。それがまた焦らされているようでイルカは目を潤ませながら耐えようとしている。下から見ている視線に気がついたのか、閉じた瞼を薄っすらと開いて、舌を出して愛撫しているカカシを見た。
そこでわざと目を逸らさずに、イルカを見上げたまま硬くなった乳首に吸い付き尖った舌で弄る。途端イルカの目が潤み黒い光が加わり、甘美な刺激に薄く開けた口から声を漏らした。
それがどうしようもなくカカシを煽った。薄く開いた目はゆらゆらと揺れ、だが自分からそらすことなく。言葉を発しなくとも強請っているような熱い眼差しが、カカシを恍惚とさせる。
一瞬、少し前まで共にいた居酒屋のイルカが脳裏に浮かんだ。イルカが必死に感情と熱を押し隠しているのは知ってはいたが、あまりにも自分を見るあの目と今の目は似ていて。内心気が気じゃなかった。話に盛り上がって誰もまだイルカの持つ色気に気がついていないが、ふとした拍子に。あの目に気がついてしまったら。あの焦りと興奮を思い出して、カカシは舌舐めずりした。
本能に従うようにイルカのズボンに手をかけ、荒々しくボタンを外し下着ごとずり下ろす。イルカの奥まった場所へ導かれるように忍ばせ指の腹で撫でるように押し広げた。
ゆっくりと丁寧に、埋まっていく指を押し広げるように動かす。熱い内部が何をされるか反応しているようだ。その熱い内側は指が動くに連れ徐々にほぐれていく。最初拒むように張り詰めていた内部はカカシの指の侵入を許すように
直ぐに湿ってくるのが分かった。既に分かっているいい部分を擦れば、イルカの身体がビクビクと震えた。同時に腰が揺れる。快楽をコントロールしたいと催すその揺れを見てカカシの口角が上がった。
「いや…だ…」
「いや?ホントに嫌なの?」
その口で気持ちいいと言って欲しい。
イルカは必ず電気を消せといい、見ないでと言う。愛してると囁くのと何ら変わりない行為を拒まれているようで、つい意地悪な台詞を吐く。
「俺はイルカ先生のエッチな顔をもっと見たい」
追い詰めないように、甘えた声を出す。内側をゆるく掻き回して、2本目の指を挿れた。すでにイルカの前は先走りから濡れ苦しそうなほど張り詰めている。焦らしている訳でなく、カカシのものを挿れれるようになるまでは、時間をかけなければならない。しっかりと解せばその分痛みを抑え、後でこの人が苦しまないで済む。
最初よりだいぶ指をスムーズに咥え込み、動きを早めれば、水音が大きくなり、イルカから漏れる声が大きくなった。
「カカシせんせ…っ、もっ…」
いれ、と口走ったイルカは顔を赤くしたままぎゅっと目をつむった。滅多にしないその言動にカカシの下半身にズンと重くも甘い痺れが走る。男の身体はなんと単純なことか。カカシは喉を上下させると、天を衝くように反り立った自身を片手で軽く扱いた。先走りを掌で包み挿れやすいようにする。
指を抜いたばかりのその場所にあてがい、先端を緩く押し挿れた。ほぐれたソコは難なくカカシの大きさを根元まで呑み込む。カカシは熱さとキツさに眉を寄せながら息を吐き出した。そのままゆっくりとゆすり上げる。
受け入れるよう短く息を吐いていたイルカもその動きに合わせて母音を漏らし、音を大きくさせた。
耳に入るイルカの嬌声はカカシを素直に熱狂させる。愛する人の悦びにこんな感じるなんて。らしくないよね。と思うけど、それは偽りのない自分の気持ちだ。それを端的に伝えたくて。
好き、愛してる
カカシの口から漏れる声に、イルカが喘ぎながら目を潤ませた。応えるように中が締め付けられ、カカシは短く抑えた声をだした。本当はイルカからも言葉が欲しいけど、今それを耳にしたら、きっと呆気なく限界がくる。それはそれでまだ楽しんでいたい。乾いた唇を舐めあげて激しく身体を打ち付ける。
部屋に響く抑える事が出来なくなったイルカの甘い声に、うっとりと酔いしれた。
<終>
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