受付にて。
「これをイルカ先生に渡したくて」
「カカシ先生。はあ。巻物、ですか。なんの・・・」
「あ!まだ開けないで下さい!!はあ、危ない・・・」
「危ないもんなんですか?」
「いや、ま、危ないっちゃ、危な・・・いや!全っ然危なくないです!
俺が保証します!」
「じゃ今、開けても――」
「帰宅してから!!自宅の方が安全です!!」
「わ・・・かりました。帰宅・・・あ、カカシ先生っ!今日――」
「あー、俺、今日ちょっと忙しいんで。ということで、じゃ」
カカシドロン退散。
「あっ!・・・なんなんだ。まあ、忙しいなら仕方ないか・・・はあ」
イルカ帰宅。
「巻物、巻物、と。どれどれ・・・」
開いて煙ぼわーーん。
謎「どこでもカカシ先生~!の巻!(またドラえもん&ハットリ君コラボ)」
「どわっ!」
「いやあ~、準備して待ってた甲斐ありました。イルカ先生、それ忘れて、
呼ばれなかったらどうしようかと思ってましたっ!」
イルカの目の前にカカシ現る。
何故か魔女宅の様な、額当て風ナナメ巻き巨大赤リボン付き(ジジはおりません)。
「あ、口寄せ。口寄せの書です。俺が作ったの。どうですか?いいでしょうそれ?
俺が必要な時、普段でも使いたくなりませんか・・・あ、れ?イルカ先生?」
「普、通に来ればいいでしょうっ!普通に!!アピールリボン、何だそれ!?」
「だって」
「だってもくそもありません!」
「イルカ先生何も言ってくれないんだもん・・・」
「言おうとしました!受付で!誘おうとしたのに、
あなたが勝手にいなくなったんでしょう?」
「この(額当てリボン)準備に追われてまして・・・」
「それに何時間かけてんですか!まあいいとして。
俺はちゃんと今日の事、あなたに言う事を考えてたんです!」
「なんてですか」
「あー、とその」
「ん?」
「構えられると言うのもバカバカしくなってきました」
「ね、言ってください」
「ううん!あー、あの!あなたを繋いでくれたみなさんにも感謝の日です!
同じ時に生れて、居てくれて、ありがとうございます!」
「!・・・誕生日じゃないけど、俺もあなたに同じコト返します。イルカ先生・・・」
今日はこのあとカカイルは、ちゅー、のち、●●●な予報です。
突然の血圧上昇、鼻血には充分注意してお過ごしください。
イルカ先生、最後に一言。
「カカシ先生。そ、そのリボン、そろそろ外しませんか?」
end
trotskyism smoke spiritsの白玉様よりカカ誕+なないろの誕生日祝いをいただきました!(か、カカシ先生に近いのです)
なないろには書けないギャグテイストの甘々カカイル><大好物です!!
今年のカカ誕では、早めに書き終わったという微妙なカカ誕を迎えたなないろにとってはとても嬉しかったです^^
幸せラブラブのカカイル!もらった当日にやにやしっぱなしでした。
どうしても他カカイラー様にも読んでいただきたく、白玉様にお願いし、掲載の許可をいただきました!
本当にありがとうございますっ。
これからもよろしくお願いします!!
そして、改めましてカカシ先生誕生日おめでとうございます><
2015/9/18