静かな逆襲①

その日は、大雨の夜だった。

梅雨に入り辺りは蒸し暑く、大雨が安いアパートの屋根を叩きつけるかのように降っていた。ザーザーと降る音は他の音を遮断し、近距離にあるテレビの音すら聞こえない。
仕方がないのでテレビを消し、書類に目を落とした。明日の会議に使う大事な資料だった。
その時、ブワッと大きな風と、雨が吹き込んできた。
まさかどこかの窓が壊れたのかと風の方を向くと、そこは玄関だった。玄関の扉は吹き飛んでなどおらず、キチンとついていた。普段と変わらず。

ーーーただ、来客者を前に開かされていた。

風と雨と共に、人影が玄関の扉を背に立っていた。
嵐のように荒れ狂う雨も風も、彼の前にすれば彼を引き立たせる風景と化す。まるで雨と風を連れてきたかのように共に、俺の玄関から侵入してきた。
身構えることすらできなかった。
彼は、俺が認識するよりも早く、俺の喉を掴み、その場に押し倒した。ポタポタと落ちる雫は雨なのだろうか。
ーーーそれとも、血か。
冷たく長い指が俺の喉を這う。
「弱いね」
それは侮辱めいた声だった。
指だけが器用に苦しむ一歩手前で止まり、それが無言の警告だと思い知る。
「アンタは、こんなにも簡単に倒せる。オレなら五分もかからないうちに指だけで殺せるね」
人差し指が、ゆっくりとくい込んだ。鈍い痛みと血が流れるの感じた。
「こんなに弱いくせに、オレに歯向かったんだ。バカでしょ?」
ハッハッと浅い息で呼吸する。息苦しい。だけど動けない。動いた瞬間どうなるか、それは長い間忍として生きてきた自分が一番よく分かっていた。
「ねぇ、アンタそんなにバカで弱くて生きてる価値あるの?」
彼は可笑しそうに笑う。
クククッと喉で嘲笑う。
「ないよね?ねぇ、ないよね?」
彼は顔を歪め、口だけで笑ったが、目は射殺すかのように鋭く冷酷だった。
顔を近づけられると彼の声が低く響き渡る。それが鼓膜を震わせ、脳を震わせ、体を震わせた。
「だから、オレが使ってやるよ」
そう言うとあいている片手で、服を引きちぎった。そう、俺は彼の片手だけで押さえられていたのだ。圧倒的な力の差だった。
ひきちぎられると、体に彼から滴り落ちた水が濡らし、あんなに蒸し暑かったのにブルブルと震えた。
ハッハッとまた浅い息を吐いた。
「アンタってムカつく。見てるだけで吐き気がする」
そう言うと首から手を退け、齧り付いた。鮮烈で目がチカチカした。
彼の手が、口が、体が。
俺の体を余すところなく犯していった。
「やめろっ!やめろっ!」
そう叫ぶ度に嬉しそうに顔を歪ませ、まるでオシオキのように齧り付いた。それは捕食されるような強さで、刻みつけるかのようにくっきりと俺の体についた。
手を縛られ、それ以前に恐怖で動けなくなった俺を見下ろし、ズボンはゆっくりとむしり取られた。下着も。
上半身での荒々しさが嘘のように、下半身に触れる手は優しく、欲を孕んでいた。それがとても恐ろしかった。
「許してって言って」
全裸の俺を間探りながら、ポツリと呟いた。
「怖い、許してって。そしたらやめてあげる」
それは一筋の光のようだった。
言葉の意味などどうでもよかった。
そう言えば、この突然現れた恐怖から逃れられるのか。
(言わないと)
そしたらこんなコトやめてもらえる。
この恐怖から逃れられる。
彼に平伏し、屈服し、許しを乞えば。
(許す・・・?)
俺が何をしたと言うのか。何を謝ればいいのか。その意味すらないのに頭を下げたところで満足して帰っていくのか。
(俺は間違っていない)
ここで頭を下げれば何もかも台無しになる。俺が何を思って意志を貫いたか、全部無駄になる。
恐怖で屈服するだけの弱い意志ならあの時言うべきではなかった。言うからには責任を伴わないといけない。
でなければあの言葉は何の意味も無くなってしまう。
ぎゅっと唇を噛み締めた。震えてガチガチと鳴る歯を何とかおさえた。
彼はじっと俺の言葉を待っている。
恐怖でしゃくりあげながら何とか声をあげた。

「俺は、間違ってない・・・っ」



その瞬間、確かに彼は笑った。



可笑しくて可笑しくて仕方がないかのように喉を震わせ、目を見開き、笑った。
その禍々しさに、息をするのも忘れた。
「だからアンタはバカなんだ」
笑いながら熱い熱を俺の中に埋め込んだ。
痛くて。
熱くて。
苦しくて。
そして、悲しかった。
「ーーーっ!あぁああーー!あぁああぁ!」
「アンタはそうやって、泣きながら喘いでいればいいんだ」
容赦なく腰を押し付けた。彼の腰が尻に当たる度、体が、心臓が萎縮し、その度に体内に侵入してきた異物の大きさがリアルに分かった。
彼の手はこんなに冷たいのに、体はなぜこんなに熱いのだろうか。
セックスとは、「子どもを作るため」であり「愛情表現」であり「快楽を楽しむ」行為である。そう信じていた自分はなんてお気楽なのだろうか。
これは暴力だ。
弱いものを痛めつけ、侮辱し、屈服させるだけの行為だ。
泣きわめく俺をみて、彼はなんて楽しそうなのだろうか。そしてこんな状況で興奮し続けている彼は狂っている。
「ころ、す…っ」
殺す。
殺す殺す殺す殺す殺す殺してやる。
睨みつけるつける俺を彼は愉快そうに笑った。
太股を内側から押さえつけ、めいいっぱい広げながらガンガンと腰を振った。
俺は泣き喚きながら彼を罵り呪ってやった。
下半身の痛みが鈍く重くなった頃、ようやく彼は俺の中から出ていった。ごぼっと溢れるソレは彼の精液か、俺の血か。
ピクリとも動けない俺を見下ろしながら彼はまるでなにもなかったかのように涼しい顔で衣服を身につけた。
「いい眺めだねぇ」
ククッと笑いながら言われたが、動くのも億劫で彼が犯したまま横たわった。
「これから何度でも来るから。ケツ穴洗って待ってな」
それだけ言うと玄関のドアを開けた。外は真っ暗で雨が変わらず降っていた。永遠に感じるようなアノ時間は僅か数時間だった。
「なんで…」
そこまでする必要がどこにある。
こんな、彼の足元のにも及ばない実力しかない俺に、どうしてここまで徹底した暴力をふるわなければならない。
彼は振り返り冷たい目をしてニヤリと笑った。


「イヤガラセ」


それは簡素で明白な理由だった。
その言葉以外似合うものなどないだろう。


あんなにビュービュー吹いてた風も雨も。
全く聞こえなくなった。
その瞬間、俺の世界は彼だけだった。


「アンタは、オレを侮辱した。オレの計画を全部ぶっ壊した。これぐらい当然でしょ?」
フンと鼻で笑いそのまま静かに出ていった。
ドアを閉めた瞬間、止まっていた時が動き出したかのように、またアパートに響くような大雨の音がした。
侮辱?
計画?
嘘つけ。俺が何したところで何も変わらなかったくせに。結局は彼の意見が通って、俺はただ上忍に盾突いた事実しか残らなかった。
そう、なにも変わらなかった。
覆ることもなく、彼らは、ナルトたちは中忍試験を受けることになった。
その結果がこれだと言うのなら、なんてひどい代償だ。
(あぁ、違うな。一つだけ確かに壊れたものがある)
ほんの僅かにあった、彼との交流。
ナルトたちの情報交換として開かれた飲みは、いつの間にか完全にプライベートにまで侵入してきた。
それが、あの日以来ぷっつりと途絶え、そして今完全に失った。
これも全てあの言動の代償なのか。
「う…っ、うぅ…」
体が痛い。痛くないところなんてないかのように全身痛くて痛くて堪らなかった。
特に、心臓が痛い。
串刺しにされ、掻き回され、跡形もなくグチャグチャにされた。
集めてくっつければ、元に戻れるのだろうか。
ゆっくりと起き上がる。
白い精液と赤い血と透明な雨と茶色の土と黒い衣服の残骸。
そして散らばる書類がグチャグチャになっていた。それはまるで俺の心そのものようだった。
彼が確かにいた跡はそこに確かに残っており、それだけでもひどく心にダメージを与えた。
殴るわけでも人前で侮辱するわけでもなく、犯したことに意味はあるのだろうか。
ひどい痕が、まるで烙印のように体に残っていた。
痛い。
痛くて堪らない。
「ーーーぁっ、あぁああーーっ!」
俺は声を上げて泣いた。
それは痛みによる苦痛か。
彼に裏切られた悲しみか。
これからも続くと言われた「イヤガラセ」への恐怖からか。
最も、彼が連れてきた大雨にその声すらかき消された。


中忍試験で衝突してから三日目の夜の出来事だった。



◆◆◆



翌日の体調は最悪だった。
節々は痛かったし、噛み傷は服が擦れるだけで鈍い痛みを伴った。全体的に熱っぽく、何より彼に入れられたソコはジンジンと熱くて痛くて異物感が半端なかった。
幸いなことは人目に触れるようなところに傷がないことだろう。同僚からは顔色が悪いと心配されたが、熱っぽいと言えば信じてもらえた。
これも全て彼の作戦なら笑える。どれだけ用心深く、そして冷静だったのだろうか。圧倒的な力の差を感じ、その恐怖に震えた。
今日の会議で必要だった書類はどうしようも出来ず、一日伸ばしてもらえた。痛む体に鞭打ってなんとか仕上げれば、もう日付けが変わる頃だった。
静かな住宅街を歩く。昨日の雨が嘘のように綺麗な月が見えていた。
腹は減ってるが、どこかへ食べに行く元気も気力もない。非常食のカップラーメンでいいからさっさと胃に入れて寝たい。
フラフラと歩きながら空を見上げる。光り輝く月が今日は一段と大きく正面に見える。
そう言えば昔ナルトが言った。
「月って、何でついてくるってば?」
あの問いは可愛かった。思わず頭を撫でた。
月と同じ色の、金色の髪を。
「お前を見守っているモノはお前が知らないだけでたくさんいるんだよ」
そう言った時の、ナルトの顔。
照れくさそうにへへっと顔をくしゃくしゃにした。時々空を見上げ、月を見てあの顔をしている。それを見た時俺は何とも言えない気持ちになる。
そんな月ぐらいで喜ぶんじゃない。他にもたくさんの人がお前を見守ってくれる。
三代目だって、カカシ先生だって。
ふと浮かんだ顔に、ぎゅっと眉をひそめた。
カカシ先生。
カカシ先生、だと。
そんな風に呼んでいた。ナルトたちが呼んでいるのがうつって。そして彼がそう呼んで欲しいと言って。彼も俺のことをナルトたちのようにイルカ先生と呼んだ。
カカシ先生。
イルカ先生。
笑いながら酒を飲み交わした。ナルトたちのことを話した。お互いのことも話した。最近のことも過去のことも未来のことも。
ナルトは良い先生に恵まれたと笑いあった。

これからも二人で見守っていこうと。

ナルトを特別視し、まるで肉親のように接する俺を諌めることなく、逆に受け入れてくれた。彼もまたナルトを特別視していた。彼の知り合いの子どもらしい。小さな頃から見守っていて、いつかナルトに何か教えてやれたらと思っていたと言ってくれた。でもオレは戦術しか教えられないから一般常識とか教えられなくて困っていたと笑ってくれた。
だから二人で。
お互い補いながら、導いていきたいと言ってくれた。
まだまだ差別が残るこの里で、そんなことを言ってくれる人がいるとは思わなかった。だからあの言葉がどれだけ大きかったか。ようやく重く先の見えない道のりに兆しが見えたと思っていた。
なのに。
『潰してみるのも面白い』
冷たい目だった。
『口出し無用』
卒業したって、特別視したっていいんだよと言ってくれた口で。
無理しないでいい、今度は二人で見守っていこうと言ってくれた口で。

『アイツらはもうアナタの生徒ではない。今は・・・私の部下です』


あの日、俺の想いはバッサリと切り捨てられた。


月を見上げながら帰る。相変わらず月は俺の正面にいた。変わることは無い。あの日変わってしまったのは彼なのか。あの日から変わらないのは俺なのか。
そして今、変わったのは何なのだろうか。
ピタッと無意識に足が止まった。それは忍としての本能だろうか。
月と同じ光が、俺の部屋から輝いていた。
誰かいる。
誰か、俺の部屋に。
肉親のいない俺の家に無断で上がり込む奴などいない。ナルトだって俺がいなかったら帰る。そんなことするような奴は俺の周りにはいない。
いや、昨日までいなかった。
ゴクッと喉を鳴らす。
汗が吹き出してきた。昨日のことを思い出し体は震え出す。
彼がいる。
彼が、俺の家に。
その瞬間頭が真っ白になった。
ただ、無我夢中で翻し、あてもなく走り出した。
あそこへ行っては駄目だ。また犯される。犯される。圧倒的な力を前に俺は。
まるで追っ手から逃げる抜け忍のようだった。
とにかく遠くへ逃げたかった。どこでもいいからとにかく遠くへ。
シャッターの下ろされた商店街を抜け、アカデミーを過ぎ、とにかく走った。息は上がり、足をもつれそうになるのを何度も堪えて。
走って走って走って。

「なーんだ」

ザワっと風が吹いた。気がつけは人気のない林の中だった。目の前にまるで最初からそこにいたかのように圧倒的な存在感で人影が見えた。
辺りは街灯もない林の中なのに。
目の前の人影は顔すら見えなかったのに。
俺は、それが誰なのか嫌という程分かった。
もう足は動かなかった。いや動けなかった。
ゆっくりと進んでくるソレに、もう体は屈服していた。
恐怖で動けなくなるなんて。
そんな恐ろしいモノ、任務でも会わなかったのに。
ゆっくりと近づいてくる。段々と大きくなる人影は俺の目の前にくると俺よりも少し背が高かった。
そう思った瞬間、世界は反転した。
「せっかくアンタの部屋で待っててあげたのに」
首を押さえられたまま押し倒された。

「外で犯してほしかったの?」
それならそうしてあげる。

月の光に照らされて銀髪は金色に染まる。
息すら切れてなかった。
汗の匂いすらしない。
俺に気がついて追ってきたはずなのに。
こんなにも。
こんなにも、違うのか。
彼に勝つことも抗うことも、逃げることすらできないのか。
「逃げられると思ってた?」
土と草の匂いがする。
ただ場所が変わっただけだ。服を破かれうつ伏せにさせられ尻を高くかかげられた。まるでケモノの交尾のようだった。
尻を揉むように撫でられる。
「あーぁ。あんなに可愛かったのに。傷ついちゃった」
吐息が尻に触れたかと思うと、ぺちゃっと音が鳴り響いた。
「ケツ穴洗っとけって言ったのに。・・・アンタの匂いがするよ」
ゾワッと鳥肌が立った。
舐められてる。
彼が、俺のアソコを。
まるでときほぐすかのようにぺちゃぺちゃと音を立てて舐める。
「あ、きゅってなった。感じてる?」
クスクスと笑われる。
羞恥で頭が沸騰するかと思った。
気持ち悪い。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いっ。
まるで準備するかのようなその行為が吐きそうなくらい気持ち悪い。そんなこと不要だ。それに何の意味がある。犯すだけの存在なのに。
違う。ただ犯すだけじゃ物足りないのだ。
もっと屈辱を。プライドも理性も溶かすような快楽を与えて、よがり狂う俺を見て笑うのだ。
そんなこと耐えられない。
「ーーーっ、ぁああ!!」
無茶苦茶に体を動かした。何がどうと言うよりとにかくこの状況を打破したかった。なのに尻を押さえられた俺は起き上がることすらできない。ただ二三度尻が震えただけだ。
「誘ってるの?もう入れて欲しい?淫乱だねぇ」
ぬぽっと彼の指が液体と共に入ってきた。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
「入口は狭いけど中は濡れてて気持ちいいね。優しく纏わり付く」
違う。それは排出行為だ。異物を押し出そうとする人間が生まれながら持っている行為だ。決して、決して同性とセックスのまがいものをするためじゃない。
「ほら指三本楽に入るよ」
わざわざ教え込むようにバラバラに俺の中で動かす。異物と疑わない俺の中はソレをぎゅうぎゅうにしめつけ外に出そうとする。
当たり前の行為だ。決して快楽ではない。
快楽などない。
思いこむように何度も頭で反芻した。それ以外考えることをやめた。とにかく心は侵されないようにそれだけを考えていた。
彼の指がモノに変わる。昨日と同じ。気持ち悪くて吐瀉物がこみ上げた。これを女は気持ちイイと感じられるのか。拷問と何ら変わりないこれが愛の営みと同じ行為なのか。ならば女とはなんて偉大なのだろう。
「あぁ、アンタのケツいいよ。クセになる。ぎゅうぎゅうに絡み付いてくるとこなんかアンタそっくり」
侮辱したような下品な言葉を何度も投げかけられた。そしてそれに必死で顔を背ける俺を見て嬉しそうに笑う。
拷問のような時間だった。
終われ終われと呪文のように繰り返す。気が済めば終わる。そんな何時間も続けられるものじゃない。早く終われ終われ終われ。
「・・・っ、ナカ出すから、終わったらちゃんと掻き出しなよ。じゃないとお腹壊すからね」
そう言うと擦れた声と共に中に熱い飛沫が飛び散った。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
腹の中に彼が入り込んだようで、じわじわと内部からいたぶるように侵蝕されているようだった。
泣き腫らした目が痛い。
「明日から三日間任務だから。大人しく待ってな」
自分一人身支度を整えると涼しい顔をしてそう言った。
三日間、いない。
それだけが頭に響く。
「帰ってきたら犯してあげる。アンタが好きなところで足広げてまってな。どこでも犯してあげるから」
それは忠告のようだった。今日逃げた俺への忠告。どこに行ったってどんな場所でも犯すのだろう。人目だろうが関係なく。
力の差はこの二日間でよく分かった。彼は、決して逃がしてなどくれない。どこまででも追い掛けてくる。
逃げられない。
たった二回の出来事で、それを徹底的に叩き込まれた。
自力で逃げるのは不可能だ。
ならばどうするか、彼の不在中に考えておかなければならない。
様々な案が浮かんでは消えていく。どれも現実的ではない。
『イヤガラセ』
彼の言葉が鳴り響く。
あぁ、確かに嫌がらせだろう。



空を見上げれば星がさんさんと輝いていた。
前にあった月も、いつの間にか真上に来ていた。
見守っていてくれていたと思っていた月が、静かに俺を見下ろしていた。


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